つみたてNISAを始めようかと思うんだけど、ちょっと不安だから、始める前に知っておいた方がいい注意点があったら教えてほしいな。

やっぱり何かを始めようとすると不安になりますよね。
僕も始める前は、そうでしたから。
わかりました!
今回は、つみたてNISAを始めようとお考えの方に向けて、
知っておくべき4つの注意点にお話していきます。
今回の記事はこんな人に向けて書いています。
- これからつみたてNISAを始めようと考えている方
- 〝つみたてNISA〟と聞いて、危ない投資だと思っている方
つみたてNISAの注意点を聞く前に…

つみたてNISAってどんなものだっけ?
という方に向けて、簡単におさらいしておきますね。
毎日または毎月決まった金額を掛け金とする長期的な投資で、所得税などの優遇をしてくれます。
本来、投資による利益は、所得の20.315%を税金として納めなければなりませんが、つみたてNISAのベースとなっているNISA(少額投資非課税制度)は「一定金額および一定期間であれば、非課税にします」という制度なので、政府も国民に始めることを推奨しています。
つみたてNISAの注意点 始める前に知っておきたい4ポイント
つみたてNISAの注意点① 短期間でやめない
あなたは何を目的として、つみたてNISAを始めようと思っていますか?
- お金を稼ぎたい
- 不労所得を得たい
- 資金を積み立てたい
もしあなたが、上の1または2を目的として始めようとしているのであれば、つみたてNISAは向かないでしょう。
なぜなら、短期間でやめてしまうと、積み立てることで得られる運用益をもらえなくなるからです。
例えば、月2万円を0.5%の利率で2年間運用してやめた場合と20年間運用した場合で比べて見ましょう。
期間 | 投資総額 | 最終総額 | 運用益 | 1年当たりの運用益 |
---|---|---|---|---|
2年 | 480,000円 | 482,307円 | 2,307円 | 約1,153円 |
20年 | 4,800,000円 | 5,047,099円 | 247,099円 | 約12,355円 |
どちらの方がお得なのか表を見れば一目瞭然ですよね。
また、長期になるほど投資のリスクは徐々にゼロに収束していきます。(大数の法則)
そのため、長期で運用していくことが、もっとも〝うまい〟運用方法なんです。
なので、短期間でやめてしまってはダメですよ。
つみたてNISAの注意点② 投資金額を低くしない

投資金額を高くすぎると失敗した時怖いし…1,000円くらいにしておこう
と思っている方は、安定志向すぎます。
確かに損をするリスクがあるので、怖がってできる限り金額を抑える気持ちもわかります。
しかし、それでは非課税になる20年間を無駄にしてしまう可能性があります。
次は、利率0.5%で20年間毎月1万円投資した人と毎月1,000円投資した人を比べた表です。
投資金額(月) | 投資総額 | 最終総額 | 運用益 | 1年当たりの運用益 |
---|---|---|---|---|
1,000円 | 240,000円 | 252,355円 | 12,355円 | 約618円 |
10,000円 | 2,400,000円 | 2,523,550円 | 123,550円 | 約6,177円 |
これも見るだけでお得なのかがわかりますよね。
もちろん、投資金額が10%ほどになっているので、運用益も10%になってしまうのも当然の話なのですが、少し高めに設定するだけでも、これだけの差が出ます。
さらにいうと、40万円ギリギリまで投資することを利率0.5%で20年間で運用すると、運用益は約41万円となります。
限度額いっぱいまで投資すればするほど、運用益は高くなっていくのです。

もし投資額が40万円に届かなくて、その届かなかった金額分を翌年に追加投資すればいいんじゃないの?
といった疑問も浮かぶかもしれませんが、それはできません。
原則として、限度額の40万円はその年のみであり、繰越することができないのです。
なおさら、運用益を最大化するには、年間40万円いっぱい投資しなくてはならないということですね。
とはいえ、それをするとなると、毎月3万円ほどを投資に使うことになるため、現時点であまり貯金ができていない人であれば、少ない金額から始めていきましょう。
生活が困窮するまでして投資する必要はありませんからね。
結論、投資金額は自分にとって最適な額にしておきましょう。
つみたてNISAの注意点③ つみたてNISAと一般NISAを選び間違わない
一般NISAは非課税期間はたったの5年間です。
ただし、投資限度額が年間120万円なので、短期間で運用益を得たいという投資家の方に向いています。
つみたてNISAは、先にも挙げている通り、年間40万円と一般NISAの3分の1しか投資ができません。
初めから高めの投資をしたい人は「一般NISA」
少額からコツコツと長期間に渡って積み立てたい人は「つみたてNISA」と選ぶことができます。

選ぶ?

そう、選ぶんです

どっちもできないの?

残念ながらできません。
だから、選ぶんです。
原則として、一般NISAとつみたてNISAは同時に行うことはできません。
そのため、どちらかを選ぶ必要があります。
もしあなたが「投資が怖い」「ちょっと不安」と思うのであれば、コツコツと少額投資できる「つみたてNISA」を選ぶといいでしょう。
逆に、「投資の運用益をできるだけ高額に、かつ早く得たい!」という方は「一般NISA」がおすすめです。
つみたてNISAの注意点④ ネット証券で口座を作ろう
メガバンクや地方銀行、信用金庫などで口座開設すると、クレジットカードでの支払いができませんが、楽天証券やSBI証券、マネックス証券などネット証券ではクレジットカード払いができます。

クレジットカード払い?
それがどうしたの?便利なだけでしょ?
いえ、それだけではありません。
クレジットカード払いにすると、ポイントがたまります。
楽天証券の場合だと楽天ポイント 還元率1%のため、年間で40万円投資した場合、4,000ポイントを何もしなくても手に入れることができます。
つまり、クレジットカードを使うだけで、年間最大4,000円キャッシュバックしてもらえるということです。これは使わない手はありません。
しかし、前述していますが、地方銀行や信用金庫ではクレジットカードでの支払いはできません。

僕もクレジットカード払いができないとは知らず、銀行で口座開設してしまってました。今思えば、もったいないことをしたな…と少し反省しています
これを読んでいるあなたには、そんなもったいないことをしてもらいたくありません。
そのため、これからつみたてNISAを始めようとお考えの方は、20年間で最大80,000円分のキャッシュバックを受けられる楽天証券や投資残高によってTポイントを得られるSBI証券、月末残高の0.03%分のポイントが貯まるマネックス証券で始めてみるといいでしょう。
ネット証券でNISA口座を作り、「運用益+ポイント」で資金を少しずつ形成していきましょう。
まとめ
つみたてNISAを始める前に知っておきたい4つの注意点をまとめると、こんな感じです。
- 長い期間の少額投資で積み立てていくものだから、すぐに辞めちゃだめ
- 投資金額は20年後に得られる複利を増やせるため、自分にとって最適な金額を投資しよう
- つみたてNISAと一般NISAは同時にできないから、自分の目的にあった制度を選ぼう
- ポイント還元がお得なネット証券で〝つみたてNISA〟を始めよう
忘れてはいけないのは、つみたてNISAも投資だということ。
そのため、商品によってはハイリスクなものもあります。
儲けようとハイリターンを得るためにハイリスクをとったことにより、マイナスになってしまうこともあります。商品選びは慎重に行うようにしましょう。
次回は、選ぶべき商品について解説していきます。
ではまた。
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